2009年02月24日

負けられない戦い

カナが死んだという現実を突きつけられてどん底に落ちて。。。
それでも、ミナにはやらなければいけないことがありました。
…何故カナが死を選んだのか…
その疑問を解明しなければ、ミナ自身が前に進めないと思いました。
使っていた携帯電話
会っていた友達。
勤めていたお店の人達。
その全てから情報を得ないと、カナの事を把握できませんでした。
…姉妹だからこそ、言って欲しかった…
…姉妹だからこそ、言えなかった…
・・・仲良しだったはずなのに、お互いの心のすれ違いを実感しました・・・

 カナと一晩過ごし、ミナは家に帰ってきました。
子供達に理由も告げず突然出掛け外泊したのですから、
精神的に相当な負担をかけたと、今になって思います。
子供達にカナの事を伝えるのに悩みました。
事実をありのまま伝えていいものか、車での事故だと言うべきか。
ミナの中には、カナが自殺したということで後ろめたい気持ちは全くありませんでした。
世間の目も全く関係ありませんでした。
ただ…事実を伝えると、子供達がどう思うか…それだけが心配でした。
交通事故死とは違う、もっと大きな衝撃を受けるのは間違いないですし、
何より、自分で自分を殺めることが選択肢の中に入ってしまうのではないか、と・・・
いけないことだと伝えたところで『大好きなカナ』がとった行動ですから。
…子供達の心の成長具合いを考えると、事実は伝えられませんでした。
 目に涙を浮かべ、子供達はミナの話を聞いていました。
もう会えない、ということが本当に悲しかったようでした。。。
(ママは悲しいけど泣かないよ♪カナちゃん天国に行けなかったら困るし(・ω・))
…子供達の前でも偽りの自分で居なければなりませんでした。

 ミナは、遺品となった携帯電話を持ち帰っていました。
三ヶ月程前からのメールの履歴が残っており、
それを真剣に何度も何度も読み返し、カナの心を辿りました・・・
カナは、心の奥底にある本当の気持ちを押さえつけていました。
…一人が寂しかったくせに、人前では強がって…
…仕事を終えて家に帰るのも嫌でたまらなくて…
ひしひしと伝わってくるカナの心の中。
カナはきっと、無理してでも自分の在るべき姿を作っていたのだと思います。
本当の気持ちを誰に話すことなく、何でも一人で抱え込んで。
仕事の事、プライベートの事、色々な事が重なり合って、
悩んでも考えても答えが見つからなくて、身動き出来なくなって・・・・・
 なんで?どうして?…そう思った所で、もうどうにもなりません。
ミナは、疑問と同時にカナの後悔の気持ちも感じていました。
お互いが無理にでも納得するためには、ミナはその事に執着してはいけないし、
カナは後悔してはいけないと思いました。
(…これからが、本当の意味で強がっていかなきゃいけないからね…)
ミナは自分にもカナにも言い聞かせるように、
伝えたい言葉をただただ文面にぶつけました…カナへの最後の手紙として。
 五枚目の最後に差し掛かった時、ミナは不思議な感覚に襲われました。
気絶寸前と言ったらいいのか、一瞬倒れそうになり、鼓動が激しくなりました。
深夜だったので起きているのはミナ一人。
急に恐くなり、電気も消さずに布団に入りました。
(さっきのは何だ?…もしかしてミナ疲れている?)
(…まともに寝れてないし、ご飯も食べてないからか…)
あまり深く考えないようにしようと、目を閉じました。
(・・・(・ω・)ん!?カナ!?)
眠るどころの状態ではなくなりました。
浮かんできたのは、泣いているような笑っているような、何とも言えない切ないカナの顔。
また鼓動が激しくなり、恐くて恐くてたまらなくて、布団に潜り込んで…
安眠を睡魔に任せるしかありませんでした。

 それからです。
ミナの体に、度々異変が起きるようになったのは・・・

                                                  【続く】
posted by ミナ at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ★その後★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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